一人目,スポーツの数理.いささか具体的にバットにボールが当たるときの
運動量とモーメントについての議論.
知らなかったのだけど,「バットの芯」に上手く当たったとき,
ボールが当たる感触が消えるのだそうだ.
そしてどうやらそれを「撃心」という概念が表しているらしい.
バットの重心を視点として,ボールによる力積と
グリップでの手の支えのモーメントが釣り合うということらしい.
二人目,シュートの数理.年末から2回かけて漸くひとつの微分方程式を解き終わる.
さて,次は何をするか,だ.
三人目,戦争の数理.戦争を複雑ネットワークに置き換えるというアイディアを
ネットから拾ってきたわけだが,
その後複雑ネットワークの話を進めてくれるかと思っていたが,
どうも数理的なものを避けるようで,上辺の話だけに終わる.
次回からどっぷりやってきてもらいたい.
四人目,キューブ群.年末から「語の問題」に入った.
テキストがルービックキューブを取っ掛かりに群論を紹介する内容だから仕方ないが,
しばらくルービックキューブから離れて話が進む.
ルービックキューブを解くことは語の問題を解くことだ.
そりゃそうだ.ではその語の問題をどう解くのか,だが,
この本は答えてくれてるのかな?
- 作者: 増田直紀,今野紀雄
- 出版社/メーカー: 近代科学社
- 発売日: 2010/04/26
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 34回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
群論の味わい ?置換群で解き明かすルービックキューブと15パズル?
- 作者: David Joyner,川辺治之
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 単行本
- クリック: 15回
- この商品を含むブログ (2件) を見る