一人目,マッチングの数理.
先回,男性有利アルゴリズムが実際に有利であること等の証明が完了したが,
それは同時に女性不利なのか?については示していなかった.今回はその証明.
行われた証明を見ると実は一般のマッチングの優劣が
男性と女性で丁度裏返しになることも示されることが分かった.これで実習前は一区切り.
- 作者: 坂井豊貴
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2010/11
- メディア: 単行本
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二人目,数理マジック.
Gergonne系トリックの離散力学化の続き.
連続近似と元の離散力学がずっと近いままであることを
今回当人が示してきた.一部不等号の成立が怪しいところがあってそこを訂正して完成.
ところでこれは不動点が整数となる時の話で,
そうでないときは連続の場合の不動点の周りで振動することになる.
それがいつなのか?という話になり,図で観察すると答えが見えるので,
今度はそれを証明してきてもらうことに.
また, に絡んだ別のトランプマジックを見せて
その理由も考えてきてもらうことに.
さて,これで教採終了まで6人中5人のゼミは一度休止となる.
復帰後スムーズに事が進むと良いのだけどな.
というか,皆まずは受かってもらわないとね.