ゼミの風景

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数理音楽(4年ゼミ)

記録を見ると最後に数理音楽(1)を行ったのはなんと5/8.
およそ4ヶ月ぶりの再開となった.
相変わらず音を鳴らして,どう聞こえる?といったところでの議論.
形になる具体的な問題になかなかたどり着かない.
仕方ないので,最近考えている「五度進行のようなcadenceは,潜在的な音響心理的欲求によって起こったわけではなく,あくまでそれは文化であって,その根本には導音による進行があり,その進行に合う組み合わせ的な配置が五度であったから」という説を提案してみた.
その際(組み合わせ的な意味で)キーになるのがtritoneで,これを軸に考えると色々と面白い音楽的現象が説明できる(正確にはできつつある).
例えば典型的な II→V→I cadenceを II→II♭→I に変える「裏コード」の方法も,tritoneを軸にした読み替えであって,通常はVの「代理」としてII♭を考えるけれど,実はVに優位性があるわけではなくて,組み合わせ的には単にオモテウラの関係にすぎない,という見方をしてはどうだろうか,といったことだ.

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