一人目,音声工学.線形予測理論を進める.
過去のデータの線形和として現在の値を最小2乗法で求めるということだが,
テキストでは途中,偏微分が0であることでのみ最小と結論づけていた.
で,本当にそれで良いのか,とこだわって観察をしてみる.
直感的には最大値ではなく最小値のみがありそうなんだが,
データが作る正方行列の固有値が本当に正なのかというところに話が向かい,
その正方行列が特殊な作られ方だからどうやら本当らしい,というところまで.
そこから先の証明は任せることにした.
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二人目,惑星環の力学.
先回惑星環の成り立ちを力学的にきちんと追ってみよう,という流れとなり,
今回は小天体が引力で崩壊するロッシュ限界について見てきたようだ.
ただし,今回利用した潮汐力は前回までの制限三体問題としてでなく,
もっと素朴に主星からの距離に伴う引力の変化によって発生する
「見かけの力」のような扱いだった.これ,同じことしてるのかなぁ?
何にしても現実の天体についてあれこれ計算して理論とのずれをよく見てみたい.
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