数理音楽.前回提案したmaximal evenness仮説のもとでの楽曲分析をしてきてもらった.
選んだのは簡単な和音の付けられた「翼をください」(あれ,だったっけ?)にて.
まずはJ-表現で記述することに慣れてもらいながら,
voice leading の推力の源を考えてもらう.考えてもらう,と言っても,
何世紀もかかって音楽家たちの洗練された聴覚によって積み上げられてきたことを
そう容易く説明できるはずもないのだが,
何らかの数理的仕組みをそれでも見出したいわけだ.
さて,音響心理的なバックグラウンド無しで,
どこまで納得の行くものができるだろうか.