一人目,ライツアウトの数理.
前回,サイズが偶数の場合で主結果が導かれることを見た.
今回は奇数の場合.キーになるのはFibonacci多項式の関係式 .
そこで, を考え, について考えれば,固有多項式
となるのが分かり,固有値1の重複度が ,残りの固有値の重複度が となり,すると
が分かるので, での特徴であるJordan細胞に関する性質 が使える形になる.
さて,求めたかったのは であったが, に注意すれば,
となる.ただし, と置いた.
結局, を制御するのは となる固有値 の個数であり,前回同様の議論をすれば,
が導かれる.
本当は細かい場合分けが必要なところもあるが,大方この方向で証明が完結する.
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二人目,野球の統計.
もう,尻に火がついた状態なので,短期間で実行できそうな話を探すと,DEA(包絡分析法)を使った遊びができそうである.企業価値などを測る一つの方法らしいが,野球に適用したいくつかの先行研究もあって何かできるでしょう,という感じ.
数学的な部分は線形計画法のところのみ,かな.
三人目,制御理論.こちらも,5/26以来で5ヶ月ぶりの再開.
そして,ネタも定まっていなかったのだが,ひょっこり現れて「倒立振子
の制御」をやるとこのこと.
ネットで探せばそのものズバリのテキストがあって,もう,それを読むことにしよう,となった.